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コンテナハウスで電気は使えるのか

このページでは、コンテナハウスに電気配線を引いてくるときに注意すべきことや、依頼できる業者などについて紹介している。コンテナハウスで快適な生活を送るには、電気工事は欠かせない。ポイントをチェックしておくようにしよう。あわせて、ソーラーパネル設置についても紹介している。

コンテナハウスに電気を引く

コンテナハウスで電気を使うには、電線から線を引っ張ってくる必要がある。電気を引き込むための工事費用は一部無料となるので、近隣の電信柱などからコンテナハウスまで電気を持って来る分には、作業工賃はかからないだろう。

電気を引いてくる場合には、まずは所轄の電力会社に連絡をするようにしよう。ただし電信柱からコンテナハウスの場所まで距離が離れていて、別途電信柱を複数立てる必要がある場合には、コストがかかることもある。その点には注意が必要だ。

コンテナハウスまで電気を引き込んだとしても、そのままでは使えない。実際に電気を使えるようにするためには、電力会社用のメーターを設置し、ブレーカーを取り付ける場所を確保し、分電盤を設置しなければならない。こうした作業は危険を伴うため、実際に行えるのは電気工事士の資格を持つ人のみとなる。資格がない人がこれらの作業を行うことはできないので、要注意だ。

電気工事の依頼先

資格を持たない人が電気工事を勝手に行うのは違法となるため、工事については、専門の業者に依頼することになる。では、どんな業者に頼むのがいいのだろうか。詳しく見ていこう。

電気工事業者

電気工事業者は、電気の配線工事を専門的に行っている。配線工事の専門家である以上、コンテナハウスであっても適切な工事を行ってくれるだろう。ただ、コンテナハウスは特殊な工事が必要となるケースが多いため、工事料金については少し割高になると考えた方がベター。また、見積もりなどの手間がかかってくることも予想される。

ハウスメーカー

コンテナハウスの建築をハウスメーカーに依頼しているのであれば、電気の引き込みに関しても一括でやってもらうようにするといい。一連の作業の中に組み込んでもらえるし、ハウスメーカーの提携している電気工事業者が工事を行うことになるので、ある程度信頼もできる。工事の費用や日程に関してもグロスで計算してくれるので、いちいち細かい計算をしなくてもよくなり、手間が省ける。

ソーラーパネルで自家発電

コンテナハウスにソーラーパネルを設置することで、太陽光発電ができるようになる。電気代の削減にもなるし、蓄電池と併用すればもしものときの備蓄電源としても活用できる。コンテナハウスとソーラーパネルは、比較的相性が良いとされている。ソーラーパネルはおおよそ100万円から200万円ほどかかると言われているが、ランニングコストなどを考えてメリットが出そうであれば、検討の余地はあると言えるだろう。

ソーラーパネルの発電量

ソーラーパネルの発電量は、メーカーや気候・天候などによって大きく左右されるが、おおむね日常的に使う電気料の3割から6割程度はまかなえると言われている。実際の電気代と比較して使用年数なども加味して検討してみてくれ。もちろん全ての電力をまかなえないとしても、非常時の電源を確保するという意味で設置するのも考えの一つだ。

太陽光発電の注意点

太陽光発電を考える上で、いくつか注意点を挙げておく。該当する項目があれば、検討しなおしてみる余地がありそうだ。

日照時間が少ない土地

日照時間の少ない土地の場合、必然的に発電量や発電効率は低下する。想像以上に発電せず、負担ばかりが増してしまうケースもありえるので、日照時間などはしっかりと調べておこう。

影がかかる立地

日照時間が長くとも、近隣に高い建物や樹木、山などがあって、影がかかるような土地であれば、日照時間の少ない土地同様、発電量・発電効率低下のリスクがある。立地や設置場所、設置角度などで、太陽光発電の効率は大きく左右されるので注意しよう。

ソーラーパネルの設置方法

業者に依頼

ソーラーパネルを設置したいときは、基本的には業者に依頼することをおすすめする。ソーラーパネル設置を専門的にやっている業者もあるので、そうしたところに依頼すれば、角度や設置場所などもしっかりと考えて作業を行ってくれるはずだ。

DIY

ソーラーパネルの設置に関して、30V未満のものであれば電気工事士の資格が不要だ。つまり、DIYができるということだ。現在では自作キットも販売されているくらいなので、ちょっとした電気工事をするくらいであれば、自分でやってしまってもいいかもしれない。ただし慣れていないのであれば必要以上に時間がかかったり、トラブルを招いたりするので、業者に任せるのが得策ではあるだろう。

まとめ

コンテナハウスでも、電気を使った暮らしは実現できる。また、コンテナハウスを建てる場所が田舎であっても、ソーラーパネルの発電を活用することで理想の田舎暮らしが叶えられるかもしれない。コンテナハウスとソーラーパネルの組み合わせは、検討の余地があると言えるだろう。

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