暮らす・楽しむ・営む・備える コンテナハウスの世界 » コンテナハウスを理解する » メリットとデメリットを理解する

メリットとデメリットを理解する

コンテナハウスのメリット

近年ニーズが増えているコンテナハウス。増えていることには、やはり相応の理由がある。コンテナハウスのメリットは、以下の通りだ。

費用が安く済み、工期が早い

コンテナハウス最大のメリットと言えるのは、経済性の高さ。コンテナ自体は中古のものであれば10万円程度からで購入可能だ。

建築対応コンテナでも100万円未満からで入手できる。購入したコンテナは運んで来て設置するだけでいいので、通常の住宅のように基礎工事などが不要。工期が非常に短いのも大きな特徴だ。

組み合わせの自由度が高い

コンテナハウスは加工によってさまざまな組み合わせができるのも魅力の一つだろう。広い空間を作る、2階建てにするなど、希望に応じていろいろなタイプにカスタマイズできるのはコンテナハウスならではだ。

住居としてはもちろん、店舗や事務所、ガレージ、災害時の避難住宅など、用途も非常に幅広い。

住居用コンテナハウスの
施工事例を見る

コンテナ自体のデザイン性

コンテナは、それ自体に無骨な魅力を感じる人も多くいる。もともとの造作はもちろん、塗装や窓の設置などの工夫で見栄えが随分変わるので、自分の思うようにデザインできるのもコンテナハウスのメリットと言える。

移動が可能

コンテナハウスを構成するコンテナは、本来貨物を輸送するために用いられている。つまり、移動が可能。コンテナハウスであれば、家ごと引越せるのだ。せっかく手にしたマイホーム。やむを得ない事情で引越す必要があった場合でも、コンテナハウスなら問題ない。

そのうえ、移動ができる住居ということで、住む土地を変えて楽しむという贅沢なライフスタイルも送れるだろう。

耐久性・耐震性に優れている

最近は、災害時のシェルターや仮設住宅としても注目を集めているコンテナハウス。その大きな理由の一つとして、優れた耐久性や耐震性が挙げられる。災害が多い日本において、万が一のための備えとして、コンテナハウスの需要は高まっていくだろう。

気密性・防音性能に優れている

コンテナハウスは、気密性に優れた構造も大きな特徴だ。鋼鉄が使用されているコンテナハウスでは、外の空気が中に入り込むことは少なく、逆に室内の空気も外に漏れにくいという特徴がある。冷房、暖房の効果を存分に活かした、快適な室内環境が保てるだろう。

また、気密性に優れていると防音性も高くなるというメリットがある。防音性に優れたコンテナハウスでは、楽器を思う存分演奏したり、音楽を大音量で楽しんだりと、一般の住宅ではなかなかできないような楽しみ方も魅力だ。

コンテナハウスのデメリット

人気のコンテナハウスだが、一般的な住宅と比べた際のデメリットもないわけではない。それらを事前に把握しておくことは、快適な暮らしを実現するためには必要だろう。

比較的熱がこもりやすい

コンテナは鉄製のため、どうしても熱がこもりやすいという特徴がある。住居としてコンテナハウスを利用する場合は、暑さ対策は重要な課題となるだろう。

設置場所が限定される

コンテナハウスは比較的自由度が高く、経済性も高いという特徴があるが、既に駆体が完成しているため、場所に合わせて幅や高さを調整しにくいのがデメリットと言える。

設置場所に関しても、ある程度のスペースがある、平面であるなどそれなりに条件がつく。そのあたりをきちんと意識して設置場所を選ぶべきだろう。その他にも、道路の条件やインフラ面など、コンテナハウスを設置する際に考えなければならないことは多い。

コンテナハウスで誤解されがちなデメリット

コンテナハウスに対する認知度はまだ完全に高まったとは言えず、誤解されがちな面も多い。しかし、しっかりと対策すれば問題とはならない点もあり、内容についてはきちんと把握しておきたいところだ。

温度対策は比較的容易

コンテナハウスは鉄の箱であり、夏は暑く冬は寒いと誤解されがちなところがある。しかし、基本的には鉄骨造りの家となんら変わるものではないため、一般住宅と同じようにしっかりと断熱工事をすれば、普通の住宅同様に気温調整も可能だ。

雨漏りについて

コンテナハウスは「雨漏りがしやすい」と言われることがある。くぼみに水がたまり、そこから水が漏る、という印象を持っている人がいるようだ。

基本的には長年風雨にさらされることを想定して作られているもののため、雨漏りの心配は基本的にはないと考えていいだろう。しかし住居や店舗といった使い方をするなら、防水対策をしっかりと施すことが大切。これは一般の住宅も同様で、コンテナハウスだけのデメリットではない。

錆びによる経年劣化

コンテナは鋼鉄でできているので、そのままであれば錆びやすいのは事実だ。ただ、しっかりと処理をすれば、内地はもちろん、浜辺など潮風が当たるような場所でも設置して使用できる。そもそも、建造物はどんな材質のものであっても経年劣化は生じるもの。つまり、コンテナハウスの錆びについても、長年使っていく中で起こる経年劣化の一種と言える。通常の住居と同様、細かいメンテナンスは怠らないようにしていけば、違和感なく使えるはずだ。

天井の低さ

箱状であるコンテナハウスについて、もしかしたら「天井が低い」というイメージを持っている人もいるかもしれない。ただ、実際にコンテナの内寸を調べてみると分かるように、コンテナハウスは高さが2.4m程度のものが使われることが多く、もちろんそれより大きいものもある。これは一般的な住居の天井とほぼ変わらない高さにはなっているので、実際に使用してみたとしても、それほど違和感はないだろう。後から手を入れて天井の高さを変えることも可能だ。

まとめ

コンテナハウスは、適切な形で用立てれば、快適な住居として利用できる優れた構造物だ。メリットとデメリットをしっかりと把握し、豊かなライフスタイルの構築に役立てていただきたい。

Sponsored by

遊び心を知り尽くした
コンテナハウスづくり

コンテナハウスジャパン

InstagramやFacebookでコンテナハウスづくりを発信し続ける、コンテナハウスジャパン。2021年6月時点で、投稿数は1000件を超える。「お客様のほしいものを作る」熱い心と大人の遊び心を持って、コンテナハウスで夢を叶えるお手伝い。それが、コンテナハウスジャパンだ。

コンテナハウスジャパンの
特徴を詳しく見る

コンテナハウスジャパン

⽬的別に探す

コンテナハウスの活用例

Application example

個性を詰め込んだ住居や、趣味を楽しむ部屋。カフェやホテルの開業に、医療用や災害用としても、活用されるコンテナハウス。
さまざまな用途に使われているコンテナハウスを、目的別に紹介しよう。