暮らす・楽しむ・営む・備える コンテナハウスの世界 » コンテナハウスを理解する » コンテナハウスとキャンピングカーの違い

コンテナハウスとキャンピングカーの違い

コンテナハウスとキャンピングカーの違いとは

コンテナハウスとキャンピングカーは、用途が大きく違う。コンテナハウスはコンテナを居住用として加工したもので、キャンピングカーは車内で寝泊まりできるように設えられた専用車だ。つまり、コンテナハウスは住居であるのに対し、キャンピングカーはあくまでも車両に簡易的な居住空間を備えてるものに過ぎない。

ちなみに、キャンピングカーという言葉自体はいわゆる「和製英語」と呼ばれるもので、海外では「キャラバン」「モーターホーム」などと呼ばれるのが一般的だ。

キャンピングカーとトレーラーハウスとの違いとは

トレーラーハウスとキャンピングカーは、いずれも「車両」に分類され、法務や税務的対応はほぼ同じである。

ただ、大きな違いとしては、トレーラーハウスにはエンジンがついておらず、自走ができない。キャンピングカーは車自体にエンジンやコックピットがあるので、自分で運転して場所を移動可能。トレーラーハウスの場合は別の車両に牽引してもらわなければ、動かせないのが大きな違いだ。

構造の違い

コンテナハウス、キャンピングカー、トレーラーハウスには、それぞれ構造的に違いがある。所有する際にはそれぞれに特徴や違いをしっかりと把握した上で保管・維持計画を立てよう。

キャンピングカーの構造

キャンピングカーとは、車内の中に寝泊まりができる設備が整った車両のこと。

リクライニング機能で横になれるだけでなく、ベッドやソファーなどでゆっくり眠れる、トイレや簡単な炊事場があるなど、ある程度生活のための設備が整えている。

断熱や防音機能については車両本体の性能によるところが大きく、車内で加工する場合はスペースが狭くなるきらいがあるが、過ごしやすさのためには必要な工程だろう。

コンテナハウスの構造

コンテナハウスは、貨物用などのコンテナを住居などに転用したものを言う。コンテナ内に住環境を整えるため、断熱材や防水塗装など一般住宅と同じような構造をもたせる必要がある。

土地にそのまま置くだけで住居となるので、施工費用の安さや施工期間の短さ、そして頑丈さなどが人気。専用車両が必要だが、本格的な住空間のまま移動できるのは大きな魅力だ。

住居用コンテナハウスの
施工事例を見る

施工期間の違い

キャンピングカーやトレーラーハウスの場合、もともとある車両をその場所に持って来ればそのまま住めるようになるので、そもそも「施工期間」というものが存在しない。

一方でコンテナハウスの場合、そこに置けば住居としては成り立つが、電源や水道などインフラ周りを整える必要がある上、実際に住居として稼働させるためには建物自体もある程度工事が必要だ。施工期間は多少かかるが、普通の住居と比べれば非常に短い期間で対応できる。

耐久性の違い

耐久性という点では、キャンピングカーやトレーラーハウスはかなり頑強に作ってはあるものの、やはり元々は車両。通常の住宅などに比べると耐久性は格段に低い。車検や一般点検の対象は車両機能だけなので、居住空間の耐久性に関してはオーナーによるメンテナンス具合で格段の差が出てくる。

一方でコンテナハウスは、もともとが輸送用のコンテナとして作られているため、強度の面では非常に優秀だ。中には通常の住宅と同程度、あるいはそれ以上の強度を誇っているものもある。風雨にさらされて錆びると強度は下がるため、防水・塩害対策を施し、適切なメンテナンスを行えば、長く利用できるようになる。それは一般住宅も同じことだ。

費用の違い

コンテナハウスは通常の住宅よりも安価で設置できるので、徐々に注目を集めてきている物件と言える。20フィートサイズコンテナサイズだとコンテナ本体で100万ぐらいから購入できるが、開口部の設置や断熱・防水工事でもう少しかかる。

キャンピングカーやトレーラーハウスは、車両としてみれば比較的高価にはなる。日本では軽車輌をベースにしたキャンピングカーが人気だが、それでも200~300万円前後の価格がついている。コンテナハウスよりは高いが、機動性を兼ね備えた住居と考えると安いかもしれない。

居住性能の違い

居住性能については、やはりコンテナハウスの方が上だろう。キャンピングカーやトレーラーハウスは、確かに人が寝泊まりできるような造りにはなってはいるが、高さ的にはどうしてもコンテナハウスには勝てない。この高さがなかなか重要な要素なのだ。

コンテナハウスに関しては人が住むことを前提にして加工しているので、居住性は一般住宅に引けを取らない。コンテナを組み合わせることで広さや高さなども格段にアップするのが魅力的だ。

外観の違い

外観は、コンテナハウス、キャンピングカー、トレーラーハウスそれぞれに特徴的だ。アウトドアな雰囲気を大切にしたいならトレーラーハウスやキャンピングカー、個性的な住空間を求めるならコンテナハウスといった具合に、オーナーの思うままに選べる自由さがある。

設置場所の違い

設置場所については、コンテナハウスはあくまでも住宅扱いなので、建築制限区域など住宅の建築が認められていない場所には建てられない。しかしキャンピングカーやトレーラーハウスはあくまでも車両であるため、こうした制限は受け内で済む。

まとめ

コンテナハウス、キャンピングカー、トレーラーハウスは、それぞれに用途が違うものと考えよう。あらゆるところを旅したいなら自走できるキャンピングカーがおすすめだ。すぐに居住空間を作りたいのであれば、コンテナハウスやトレーラーハウスを選ぶと良い。どちらも牽引車両が必要だが、自由に移動できるという点で一般住宅よりも自由度は高い。

Sponsored by

遊び心を知り尽くした
コンテナハウスづくり

コンテナハウスジャパン

InstagramやFacebookでコンテナハウスづくりを発信し続ける、コンテナハウスジャパン。2021年6月時点で、投稿数は1000件を超える。「お客様のほしいものを作る」熱い心と大人の遊び心を持って、コンテナハウスで夢を叶えるお手伝い。それが、コンテナハウスジャパンだ。

コンテナハウスジャパンの
特徴を詳しく見る

コンテナハウスジャパン

⽬的別に探す

コンテナハウスの活用例

Application example

個性を詰め込んだ住居や、趣味を楽しむ部屋。カフェやホテルの開業に、医療用や災害用としても、活用されるコンテナハウス。
さまざまな用途に使われているコンテナハウスを、目的別に紹介しよう。