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コンテナハウスの耐用年数

このページでは、コンテナハウスの耐用年数について詳しく解説していこう。一般的にイメージされる寿命としての耐用年数と、法的に定められている法定耐用年数との違いについてもまとめているので、この際にしっかりと把握しておいてもらいたい。

コンテナハウスの
法定耐用年数

一般的に家であれ車であれ、様々なものには法的に耐用年数が定められていて、それを「法定耐用年数」と呼ぶ。そして法定耐用年数はそのものの種類や材質、規模などによって変わることもポイントだ。

コンテナハウスは鉄骨造の建築物の中でも、鉄骨の厚さが6mmを超える「重量鉄骨造」に分類され、法定耐用年数は「34年」となっていることが重要だ(2022年5月19日時点)。

ただし、法定耐用年数はあくまでも法的な基準であり、実際の寿命とは異なることも理解しておこう。

法定耐用年数=寿命ではない

法定耐用年数は税制上の必要性から法律によって定められている基準であり、実際に34年を超えたコンテナハウスに人が暮らせなくなるという話ではない。

法定耐用年数が重視されるのは「減価償却」を計算する時だ。例えばコンテナハウスの取得費を経費計上する際、新築のコンテナハウスを3400万円で取得したとして、法定耐用年数の34年で割れば、毎年100万円を減価償却費として控除できるようになる。

寿命はメンテナンス次第

法定耐用年数が税制上の数字やルールであるとして、実際にコンテナハウスへどれくらいの期間、暮らせるのかという寿命はメンテナンスや暮らし方によって全く変わってくるだろう。

雨漏り対策や防錆加工、シロアリ対策など適切なメンテナンスを続けていれば34年を超えても安心して暮らせるかも知れないし、適切なメンテナンスをしなければ30年を待たずに暮らせなくなるかも知れない。

そのほかのタイニーハウスと比較

【ユニットハウス】と比較

ユニットハウスは工場で建材や構造体などをまとめて完成させ、それを現地へ運んで設置するタイプのタイニーハウスだ。

厚さ6mm以上の鉄骨を使うコンテナハウスに対して、ユニットハウスは軽量鉄骨で造られており、鉄骨の厚みによっても耐久性や法定耐用年数は変わってくる。

なお、ユニットハウスの法定耐用年数は、鉄骨の厚さが3mm以下であれば19年、4mm以上であれば27年になる。

【プレハブ住宅】と比較

プレハブ住宅はユニットハウスと同様に、部材などを工場でまとめて製造しておくタイプのタイニーハウスで、ユニットハウスとの違いは現地で組み立てるという点だ。そのため、プレハブ住宅でも基本構造は軽量鉄骨が採用されており、必然的に使われている鉄骨の厚みによって法定耐用年数も変わってくる。

なお、コンテナハウスと比較した場合、プレハブ住宅は耐久性や耐火性に劣るものの、建設が容易になるという点が特徴だろう。

【トレーラーハウス】と比較

トレーラーハウスは、構造体に車輪が取り付けられており、自走はできないもののトラックなどで牽引すれば公道を移動して設置場所を簡単に変えられることがメリットだ。

トレーラーハウスはタイプや規模によって、車両や車両の一部として扱われる場合と、建築物として扱われる場合があるものの、いずれにしても土台がなく構造としてシンプルなトレーラーハウスは、やはり耐用年数という点に注目すればコンテナハウスに劣るといえるだろう。

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