コンテナハウスの外装・内装のデザイン
コンテナハウスを買った以上、見た目から自分の思い描く理想を実現したいと思う人は多いと思う。ただ、コンテナハウスは普通のデザインと、気を付けるべき箇所が少し違う。そこで、今回はコンテナハウスのデザインについて紹介していく。
内装のデザインのポイント
まずは、内装のデザインについて。コンテナの中で過ごす以上、内装を整えることはすごく重要だ。
開放感ある間取りに
コンテナハウスの中をオシャレな空間にしたいのであれば、開放感を心掛けることが大事だ。コンテナはあらかじめ大きさが決まっており、ものを詰め込み過ぎると圧迫感が覚えることがある。そこで、どう広く見せるかが大事になってくる、ということだ。たとえば、複数のコンテナを連結させるなら、連結部分は壁を抜く。あるいは窓などをくりぬいて、外部の光が入るようにしてもいいかもしれない。コンテナに窓を作ることで、コンテナそのものの無骨な雰囲気も和らぐはずだ。コンテナを斜めに立てかけるなど、設置方法でも工夫できるところはあるかもしれない。
ベース、メイン、アクセントカラーを意識
コンテナ全体の色使いをしっかりと考えるのも大事だ。ベース、メイン、アクセントカラーを意識し、最初に全体の配色を考えるようにしよう。あまりバラバラの色だと統一感がなくなり、違和感があるだろう。特に大事なのはベースカラー、これを7割統一させることで、全体的なまとまりが生まれる。
家具の色とのバランスを意識
また、壁や床、天井だけでなく、その中に置くインテリアの色ともマッチするかが大事だ。アンバランスな配色になると全体的な雰囲気が崩れ、居心地の悪さにつながりかねないので、注意したい。
外装のデザインのポイント
次は外装だ。外見がカッコよくなるだけで周りの目を引くし、外から見ていても気分がいいものだ。ただ、利便性も損なわないようにする必要がある。
入り口は入りやすい印象に
コンテナハウスでまずポイントになるのは、なんといっても入り口だ。コンテナハウスの特性を生かし、入り口はオシャレに見せるようにしよう。また、入りやすさを演出することも大事だ。たとえば、入り口を大きくする、植物を飾るなど。もちろん、バランスには注意したい。
周囲の景観に馴染む色づかい
コンテナハウスの外装で個性を演出しても、周りから浮きすぎると違和感のあるものになってしまう。たとえば、緑の多い場所なら木製の扉や外壁を設える、住宅街であれば相応に無機質な感じで仕上げるなど。変に奇抜にし過ぎず、周りとある程度調和させた中で個性を主張していくバランス感覚が問われるだろう。また、車など周りに置くものの色使いも意識したい。
コンテナハウスの壁素材
コンテナハウスの壁は、基本的にはコンテナの素材である鉄の外壁になる。もちろん、鉄の無骨な感じを生かすのも、コンテナハウスのアレンジの一つだ。ただ、別の素材をうまく使うことで、コンテナハウスらしからぬスペースを作っていくことも、DIYでコンテナハウスに手を入れていく醍醐味の一つと言えるかもしれない。
レンガタイル
レンガ状のタイルをコンテナハウスの外壁に敷き詰めていくことで、外観の雰囲気はガラッと変わる。童話に出てくるレンガの家のような形に整えたら、遊び心のある空間を作れそうだ。
ウッドパネル
ウッドパネルを使うことで、優しく温かみのある自然な雰囲気の建物にもできるかもしれない。周りの景観とバランスを取っていくことで、他にはない雰囲気にすることも可能だ。
全く違う素材を使うことも
コンテナ本来の鋼鉄の雰囲気を生かしつつ、違った素材を組み合わせていくことで、ハイブリッドな雰囲気のコンテナハウスを作りあげていくことも可能だ。塗装と合わせ、個性的な空間を作っていきたいのであれば、いろいろなアイデアを盛り込んでいくといいだろう。そこには、世界に一つだけのコンテナハウスが出来上がっているはずだ。
外壁だけをプロに任せてもいい
外壁を整えるところについては、周りからの見栄えにも関わってくるため、プロに頼るのも一つの方法だ。プロなら自前の技術で、しっかりとしたものを仕上げてくれるだろう。
まとめ
コンテナハウスのDIYは、自前で普段からDIYをしている人にとっては、ある意味でロマンが詰まったものになっているはずだ。もちろんこだわりを持つ人も多いだろうし、いろいろなアイデアを盛り込みたいのは当たり前。ただし、アイデアを詰め込み過ぎることによってとっちらかったものになってしまえば、せっかくのコンテナハウスの魅力も半減してしまう。まずは全体のバランスを見てアイデアをまとめ、方針が決まってから手を入れていく。もちろん手探りで仕上げていくのも楽しいが、前もって全体像をしっかりとイメージしておくことも、コンテナハウスをDIYで仕上げていく上では大事なことになるのではないだろうか。
